神姫バス(姫路市西駅前町)が運行している「手柄山ループバス」(97系統)の夏休みダイヤが7月20日、始まった。
同系統は姫路駅南口から手柄山中央公園を経由して同南口へ戻る循環路線で、コースは左回りのみ。週末(土曜・日曜・祝日)の日中限定で、2010年3月から運行している。
「観光施設や公共施設が集まるものの路線バスの運行本数が少なかった同公園へのアクセス向上を目的に、若手社員のアイデアで新設した系統」と同社バス営業部の酒井一哉課長。「当初は30分間隔で運行。現在はおおむね20分間隔に増便し、利便性の向上も図っている」と説明する。
夏休みダイヤの設定は毎年恒例の措置。期間中は週末に加え平日にも運行する。平日の運行間隔は30分。7月6日からこの夏の営業が始まった「姫路市民プール」(西延末)をはじめ、旧姫路モノレールの車両や資料を展示する「手柄山交流ステーション」(同)や「カメの水族館」として知られる「市立水族館」(同)などを訪れる人の利用を狙う。
「特にファミリー層の利用促進を図ろうと、市内の小中学生へは学校を通じてパンフレットを配布した」と酒井さん。「駐車場の心配がなくエネルギーの節約にもなるバスをぜひ利用してほしい」と呼び掛ける。
夏休みダイヤは8月31日まで。詳しくはホームページで確認できる。