姫路の国道372号バイパス沿いに4月5日、ベトナム料理店「フンクエ」(姫路市花田町小川)がオープンした。
ベトナム南部のリゾート地・ニャチャンなどから来日したトラン・ミン・クォンさんら5人が共同で運営する同店。店舗面積は約20坪で席数は約20席。メニューに日本風のアレンジは施さず、「ベトナムの味そのまま」と説明するトランさんの得意料理「揚げ春巻き」(600円)を筆頭に、いずれも米麺を使う料理「牛団子入りフォー」(700円)や「焼きフーティウ」(同)などを単品で用意する。
ランチタイムには3つのセットメニューも展開。フォーと「くずれ米ごはん」など3品が味わえるAセット(1,050円)をはじめ、小麦麺料理「ミークァン」に揚げ春巻きと「ベトナムサラダ」が付くBセット(900円)、米麺料理「ブン」(牛焼き肉入り)とベトナム風お好み焼き「バインセオ」に揚げ春巻きが付くCセット(1,050円)を用意する。サイドメニューでは、ベトナム風ぜんざい「サムボールオンチェ」(500円)やベトナムコーヒー「故郷風味コーヒー」(300円)、大豆飲料「ヌオックダウナイン」(同)など同国ならではのスイーツやドリンクも提供する。
「ベトナム料理の魅力を姫路の人に伝えたい」とトランさんら。居合わせた客らが寄せる「日本人には量が多く感じられるセットメニューなどは、構成や価格を見直してみたらどうか」というアドバイスにもうなずいてみせ、「オープンしたてで電話の工事も済んでいないほどだが、おいしさで喜んでもらえるよう努力する」と笑顔を見せる。
営業時間は10時~22時(ランチタイムは11時~13時)。火曜定休。