姫路の子ども向けクライミングスクール「ノボリバSG姫路スクール」が4月3日、開設から3カ月目に入った。
フリークライミング種目の一つ「ボルダリング」が楽しめる同スクール。ホテル「兵庫フローラルイン姫路」(姫路市東延末3)が館内に設けている専用施設「Fの壁」(高さ約3.5メートル)を利用する。
ボルダリングは、ロープによる確保なしで天然の岩や崖などを登るのがルール。室内では「壁(ウォール)」と呼ばれる専用施設の壁にちりばめられた岩(ホールド)をたどりながらゴールを目指す。難易度は10段階。子どもから大人まで楽しめるといい、国内での専用施設は約250カ所を数えるとされ愛好者も多い。
同スクールの母体はクライミングクラブ「ノボリバSG」(神戸市須磨区)。クライミング歴10年を数える山口照美さんらが、2010年10月に設立した。活動では、主に神戸市内で専用施設や移動式の「壁」を利用。体験イベントを開くとともにスクールも開いている。
姫路でのスクールは、2月6日に初めて開講。同クラブが2012年8月に「Fの壁」で開いた体験イベントを誘致した黒田涼子さん(姫路市在住)らの努力が実り開設にこぎ着けた。現在は、約10人の子どもが参加。月に3回のペースで練習を続ける。
「チャレンジする力や諦めないで踏ん張る力、自ら考える力を養ってもらうことが目的」と黒田さん。「子どもだけでなく、大人にも勧めたいスポーツ。体験スクールもあるので、気軽に参加してほしい」と呼び掛ける。
料金は月3,000円。開講日や時間などはホームページで確認できる。