先月15日から「けが」で入院していた万寿庵(姫路市駅前町、TEL 079-288-2260)のマスコットキャラ「くりのすけ」が5月20日、店頭に復帰した。
くりのすけは、先月5日に姫路駅前にオープンした甘栗とジェラートを販売する万寿庵のマスコットキャラクター。手足や胴体を動かして踊る電動式ロボットで、身長は約160センチ。同店ではオープン時から客寄せのスタッフとして、得意のダンスを披露して通行人の目を引いていた。
話題づくりとして「くりのすけの頭を触ると幸せになる」というジンクスが広まったことなどから、多くの人が頭を触っていたが、オープンから約2週間後に腰にひびが入り、得意のダンスが踊れなくなってあえなく入院となった。同店の岡田翔生店長は「くりのすけの身長は160センチあり、頭を触ることができない子どもらがジャンプして飛びつくように頭を触っていたため、負担が蓄積して疲労骨折になった(笑)」と話す。
メーカーに修理に出し、やっと店頭に復帰したくりのすけだったが、腰の部品の予備がなかったため完全復帰には至らなかった。「今後も『くりのすけの幸せジンクス』は続けていきたい。長時間のダンスは無理なので時間限定で行う予定」と岡田さん。
同店は、青果卸売市場の小西商店が展開する天津甘栗とジェラートの人気店。1986年に「万寿庵」として兵庫県三木市に出店。先月5日に2号店としてオープンした。
現在、楽天の甘栗部門で14週連続1位になっている同店の甘栗は、中国河北省青龍県産の栗を使用。石には石焼に良いとされる三重県御浜町七里御浜の石を使用している。
ジェラートは、イチゴ、ゆずミルク、メロン、スイカなど市場直送の新鮮な野菜や果物を使用した手作りジェラートが特徴。なかでも人気は同店の甘栗を使った「つぶあま」「こしあま」。女子高生に人気の「ミックスジュース」もよく売り切れになるという。
価格は、ジェラート=シングル300円、ダブル350円、甘栗=500円、1,000円、1,500円、2,000円の4種。化粧箱に入った贈答用「小栗旬」(1,000円)、「大栗旬」(2,000円)も用意する。
営業時間は10時~20時。