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自給自足、無人島で過ごす1週間-姫路のNPOが子ども向けに企画

2011年「チャレンジアイランド」の様子

2011年「チャレンジアイランド」の様子

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 姫路のNPO法人「生涯学習サポート兵庫」(姫路市飾磨区英賀西町2)が現在、姫路沖の無人島で1週間の自給自足生活を過ごすキャンプ「チャレンジアイランド2012」へ参加する中学生までの子どもを募集している。

魚を釣るなど食料の大半を自給自足でまかなう

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 2007年以来毎年1回実施している同プログラム。6回目となる今回は8月20日~26日、例年同様に無人島「松島」(家島町)を舞台に実施する。松島は姫路沖の播磨灘に浮かぶ家島諸島に所属する島で、開けた平地はなく、岩場に囲まれる砂浜を利用したキャンプ地にテントを設営。同NPO職員ら約15人のリーダー引率の下、1週間を過ごす。

 プログラムには、「10の掟(おきて)」と呼ばれる10カ条の約束事を設定。島外から持ち込む食料がコメと調味料、少量の野菜のみであることや飲料水の制限、安全衛生面での順守事項などを明記するが、「掟」に従うほかは基本的に自由行動となる。

 「起床から就寝に至るまで自主性に任せる。主な副食物となる魚の採取も子どもらが担当することになる。最終日には、緊急用食料として持ち込む生きたニワトリの処遇をテーマに『食料とする・しない』をとことん話し合ってもらう機会も設ける」と同NPO理事長の山崎清治さん。「プログラムへの参加を通じ、自然の恩恵や仲間のありがたさ、命の尊さを学んでほしい。同時に共同生活では、自分の役割や居場所を見つける力、すなわち社会性も培ってもらいたい」とする。

 申し込み締め切りは今月18日。詳しくはホームページで確認できる。

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