姫路・魚町の焼酎バー「慕情」(姫路市魚町)で6月24日に開催されたライブイベントで、現役会社員2人で結成するアコースティック・デュオ「ツクシ」がデビューし、初舞台を踏んだ。
ボーカル担当の安藤興一さん(高砂市在住)とギター担当の鳴瀬知宏さん(加古川市在住)がメンバーの同デュオ。2人の出会いは2011年6月で、鳴瀬さんが勤務する会社に安藤さんが入社。意気投合したことが結成のきっかけになった。オリジナル曲の作詞は安藤さんが、作曲は鳴瀬さんが手掛ける。
当初は趣味の範囲で音楽を楽しんできた2人だったが、今年4月にはライブへの出演を目指しデュオを「ツクシ」と命名。フリー・ミュージシャン藤原雅人さん(姫路市在住)の肝いりもあり、同店で定期的に開かれるライブイベント「慕情ライブ」でのデビューとなった。
「デュオ名の『ツクシ』は、人のために身を尽くして頑張りたいという2人の思いから名付けた」と安藤さんは、「まずは歌うことで身を尽くす。親兄弟や友人、社会から受けてきた恩に、私たちができることで報いていきたい」と話しギターを鳴らす鳴瀬さんと共にマイクの前へ立つ。
初舞台では、24日まで開催されていた「姫路ゆかたまつり」にちなむオリジナル曲「浴衣くるぶし」などを披露。鳴瀬さんの両親をはじめとする約30人の観客から送られる盛んな拍手に笑顔で応えた。