駅周辺土地区画整理事業に伴う北駅前広場の整備を進める姫路駅前で6月から、大手前通りの一部で一般車両の通行を制限、マイカーなどの乗り入れを禁止する。姫路市が4月27日、発表した。
路線バス・タクシーを除く一般車両の通行を制限するのは、大手前通りのうち十二所前線の白銀交差点(姫路市白銀町)から姫路駅北口(駅前町)を経て山陽百貨店西館キャスパ(西駅前町)付近の区間で延長約240メートル。キャスパ南側にロータリーを仮設し同駅への送迎を行う一般車両に対応する。
「通行制限は約2年間を予定。約3週間の周知期間を設けた上で6月中に実施することになるが、具体的な日程については現在兵庫県警と協議中」と同市役所姫路駅周辺整備室。さらに計画では、北駅前広場の整備完了後も同区間は一般車両の通行を制限しトランジットモール(公共交通と歩行者優先空間)化する構想もあることから、「通行制限を恒久化する可能性もある」と話す。
今回の通行制限により、産業道路の旧大将軍橋方面と大手前通りルートの通り抜けができなくなるほか、内々環状西線の旧豆腐町踏切跡から大手前通りへ乗り入れるルートも十二所前線が西行き一方通行であることから事実上途絶するので注意が必要だ。
問い合わせは姫路駅周辺整備室駅部・街路担当(TEL 079-221-2555)まで。