姫路のスイーツ店「じろSUN工房」(姫路市花田町、TEL 079-252-6411)が9月12日、秋の新商品「焼きいモンブラン」の販売を始めた。
シーズンごとに新商品を開発・販売している同店。「秋の商品として販売していた『焼きイモクッキー』が女性客に好評だったことから、この商品をひらめいた」と店主の藤原三平さん。
価格は1,500円。焼きイモを練り込んだ生地の中にはシロップ漬けしたクリ12個が入る。トップにもクリを載せるほか、モミジを添えて「秋」を演出する。
藤原さんは1982(昭和57)年、「不二家」のフランチャイズ店を高砂市宝殿に開業。約10年前に2店舗目として同店を開いた。営業を続ける中、「工場と売り場が離れていてはお客さんの声が製造者に届かないのでは」と疑問を感じていた藤原さんは、「作り手が直接利用客と接することができる手作りケーキ店でありたい」と独立を決意。以前ケーキ職人だった経験を生かし2008年3月に、手作りケーキを製造・販売するスイーツ店としてリニューアルオープンした。「1年目、2年目は大変だったが、売り上げも順調に伸びている」と藤原さん。
同商品のほか、真っ白な卵黄と竹炭を練り込んだ生地が特徴の「ミルキーシフォンロール」(1,000円)やお年寄りでも食べやすいように開発した「アーモンドタルト」(180円)、ショウガじょうゆを使ったケーキ「播州おでん」(160円)や地産地消にこだわったスイーツなど、個性豊かな商品をそろえる。「今後もお客さまとふれあいながら新商品を開発していく」。
営業時間は9時~21時。「焼きいモンブラン」の販売は11月30日まで。