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姫路・韓国食材店「丸福食品」20周年 旬食材使った自家製キムチも

店主の華山高栄さん(左)

店主の華山高栄さん(左)

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 韓国食材専門店「丸福食品 広畑店」(姫路市広畑区高浜町1、TEL 079-243-9377)が4月30日、20周年を迎えた。

陳列されたキムチなど

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 店舗面積は約10坪。店主の華山高栄さんによると、1948(昭和23)年に両親がキムチトック(餅)の製造を始めたのが事業の起点だという。尼崎市南武庫之荘で韓国食料品の移動販売を始め、販売エリアを広げる中で姫路でも人気を集めた。販売中に商品が盗まれることもあったというが、華山さんの母は「盗まれるほど人気があるのは喜ばしいこと」と捉え、姫路での店舗出店を決意。2005(平成17)年に同店を構えた。

 創業当時は韓国食料品の認知度が低く、商品の説明には苦労したが、徐々に広まり売り上げは順調に伸びていったという。

 商品のラインアップは、白菜キムチ、大根キムチ、チヂミやトック、豚足など多岐にわたる。白菜キムチについて華山さんは「日本でも地域によって漬物の味が違うように、韓国でも地域ごとに違いがある。ソウル、咸安(ハマン)、釜山のキムチを取りそろえているので、食べ比べを楽しんでほしい」と話す。キムチは、サザエやクラゲ、ホタテ、貝ひも、タラコなどを使ったキムチに加え、季節ごとにタンポポやセリ、ワケギなど旬の食材を使ったキムチも自家製造で提供しているのが特徴。

 このほか、ヤンニンジャン(薬味)、チョジャン(酢みそ)、プッコチ(青唐辛子)や唐辛子などの調味料、乾物類、ラーメン、韓国のりなど約150種類の商品を販売している。商品数について、華山さんは「お客さまのリクエストに応えるうちに、取扱商品が増えていった」と笑顔を見せる。

 「20周年を迎え、これまで支えてくれたお客さまへの感謝を胸に、代々受け継いできた韓国の味と食文化の魅力をさらに多くの人に届けていきたい」と意気込みを見せる。

 営業時間は10時30分~18時。月曜定休。

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