2月2日の節分を前に、姫路市内の飲食店や洋菓子店で恵方巻きの予約販売が始まっている。
恵方巻きは節分に食べる太巻きずしで、その年の恵方とされる方角を向いて無言で1本を丸ごと食べると縁起が良いとされている。江戸時代から明治時代にかけて始まった風習で、商売繁盛や無病息災を祈願するものだという。今年の恵方は西南西。
山陽百貨店地下の食品街にある「竹豊」では、恵方巻き(864円)や穴子巻き(1,296円)のほか、それぞれハーフサイズも用意している。
昨年7月にオープンした和食店「シマエナガ」(亀山)では、マグロやサーモン、エビなど5種類の鮮魚を使った海鮮巻き(1,500円)を販売。韓国のり巻き専門店「FAmファム」(網干区)では、「だし巻き玉子と牛肉の甘辛キンパ」(1,000円)や「プルコギキンパ」(800円)など4種類のキンパを提供する。
日本料理店「白瀬」(呉服町)では、末広がりで縁起の良い八種の具材を巻き込んだ開運恵方巻きに加え、節分の縁起物とされるイワシや豆を使った「節分弁当」を販売。菓子店「杵屋」(二階町)では、生チョコクリームを使ったスイーツ系恵方巻き「チョコロール」(888円)の予約を受け付けている。
毎年1500本以上を販売する「和庵(なごみあん)いっしん」(土山)では、名物の「いっしん巻き」(1,080円)が「今年も順調に予約が入っている」と、店主の米澤信吾さんは話す。