姫路の老舗お好み焼き店「喃風(なんぷう)」(姫路市南条2、TEL 079-224-3439)の、スプーンですくってだしにつけて食べるお好み焼き「どろ焼」が商品化され、永谷園から3月6日、「姫路名物 喃風 どろ焼の素」として発売される。
同店の主力商品でもある「どろ焼」は、スプーンですくわないと食べにくいほどトロっとした食感で、通常より高い温度に設定した鉄板で焼きあげるため、外はパリッと、中はトロっとしているのが特徴。
「喃風のお好み焼きは、もともとだしを包み込みこんで焼くためトロっとしたのが特徴だった。オープンして10年ぐらいのころに、たこ焼きを食べたいというお子様がいて鉄板で作ったところ、お好み焼きでもないたこ焼きでもないものが出来たが、これが裏メニューとして人気があったため野菜を加え「どろ焼」として商品化した」と喃風企画開発営業部の山中英暉さんは話す。
永谷園との共同開発で、その独特の食感を一般家庭で再現するのが非常に難しいとされる「どろ焼」の商品化に成功したという。どろ焼を知らない人でも、外はパリッ、中はトロッの食感がうまく作れるよう、パッケージ裏面で写真入りの作り方を載せるほか、売り場などで実演販売も行う。
価格は369円。全国のスーパーなどで販売する。