「姫路うでん」(姫路市南畝町)が12月22日、姫路駅近くにオープンした。
1854年創業のつくだ煮製造販売店「籠長本店」(八代)が、飲食事業に初進出した。店舗面積は約13坪。席数はテーブル=6卓24席。
看板メニューは、縦13センチ、横17センチの大きな揚げの中に、うどんと、ちくわ、ごぼう天、卵、こんにゃく、大根などのおでんを詰め込んで巾着にした「姫路うでん」(1,430円)。揚げは神戸市の豆腐店が具材を包み込むための適切な厚みを試行錯誤して完成させたもので、食感の良さと強度を両立させているという。
だしは、かつおと素干し焼きいわしを使う。温かさが長時間保たれるように鉄鍋で提供する。好みに応じて姫路名物のしょうがじょうゆで食べる。
そのほか、「しらす盛りご飯」(660円)や、「くるみ甘露煮」や「姫えび山椒(さんしょう)煮」「あさりのしぐれ煮」「しその実きくらげ」など籠長本店の製品を使った「佃煮(つくだに)8種ごはん」(700円)を提供する。
店長の籠谷天馬さんは「姫路おでんとうどんを使った『姫路うでん』を、姫路を代表するグルメとして定着させたい」と意気込みを見せる。
営業時間は11時~20時。