姫路みゆき通り沿いに4月29日、無化調の煮干ラーメンを提供するラーメン店「麺や 六三六」(姫路市駅前町、TEL 079-222-2709)がオープンした。店舗面積は約15坪。席数は15席。
同店が提供するのは、化学調味料を一切使用しない「無化調ラーメン」で野菜をふんだんに使用したとろみのあるスープが特徴。スープは同店オーナーの柴田和彦さん(58)が3年かけて開発したもの。豚骨スープと鶏がらスープをベースに淡路産タマネギのほかニンジン、ジャガイモ、リンゴ、ショウガ、ニンニクなどを合わせて作る。柴田さんは「野菜は通常ラーメンに使用する量の10倍以上を使用している」と話す。
以前はフレンチやイタリアンのシェフだった柴田さん。賄いで作っていたラーメンが人気で、周囲から「店を出してほしい」という声が多かったことから開業を決意。3年かけてオリジナルラーメンを開発し、昨年10月に名古屋に1号店をオープンした。姫路店は5店舗目。「駅の近く」を出店条件に年内10店舗の出店を目指す。
柴田さんは「妥協せず素材と味にこだわったのでどうしても原価がかかってしまうが、お客さんから『おいしい』という声を聞いたときに、『やって良かった』と感じる」と話す。
メニューは、「六三六らーめん」(690円)や、「味玉らーめん」(780円)、「チャーシューらーめん」(890円)、うどんのように太くスープがうまく絡むように「エッジを効かせた」麺が特徴の「特製つけ麺」(850円)、チャーシュー丼(350円)、トウガラシと刻んだイカ、ラー油を混ぜた「イカラー」(100円)、「いかラーごはん」(250円)など。
「化学調味料の味に慣れている人が多いので無化調のラーメンのおいしさに気付いてもらえるには時間がかかるかも」と柴田さん。「背脂などを極力抑えた、おいしくて体にやさしい当店の無化調ラーメンを多くの方にご賞味いたただければ」とも。
営業時間は11時~22時。スープがなくなり次第終了