元旦の1月1日、世界文化遺産・国宝姫路城(姫路市本町)は新年を祝して城内を無料開放、天守閣から初日の出を一目見ようと開門前から多くの人が詰めかけた。
当日の入城者数は1万4,061人。7時20分ごろ、東の雲から太陽が姿を現すと大天守内で歓声が上がった。飾磨区から初詣に訪れた大谷奈緒さんは「天守閣の最上階に神社があるのを初めて知った。市街を見渡せる天守閣から見る初日の出は最高」と喜びを隠せない様子だった。
姫路城は、4月から約9カ月かけて大天守を覆う素屋根の建設を始める。姫路城管理事務所は「素屋根を取り外す日数も入れると、次に見られるのは2016年の元日から」と話す。
開城時間は9時~16時(4月25日~8月31日は9時~17時)。2日・3日は先着500人に市のイメージキャラクター「しろまるひめ」のタオルをプレゼントするイベントも行う。