姫路の町家カフェ「しょうあん」(姫路市材木町、TEL 079-297-0828)で12月9日、陶器やニット小物など地元の作家3人の作品を集めた作品展「あったか市」が始まった。
町家を通じて作品や人との出会い、ふれあいを体験してもらおうと開催する同展。姫路で活動する陶芸家・伊藤英子さんの作品を中心に、若手作家グループ「ちょこっと」が手がけるフェルトやニットで作る小物など「あったかい」をテーマにした作品約120点を展示する。
同店オーナーの橋本悠子さんは「12月に入り寒くなってきたので、今回は見て触って心まで温かくなれるような作品を集めた。こたつに入りながら作品を眺めたり、ゆっくりとした時間を過ごしてもらえれば」と話す。
同店は、町家の保存と研究を続ける「姫路・町家再成塾」が町家の魅力を知ってもらおうと、昨年10月にオープンした町家カフェ。約130年前(明治時代)に建てられた古い町家を、ほとんど手を加えることなく利用する。
メニューは、コーヒー・紅茶 (400円)のほか、和風パフェ(500円)、「和菓子セット」(600円)、「ケーキセット」 (700円)、「ごはんセット(週替わり)」(900円)など。
最終日の19日は、日本・インド・韓国の3カ国の家庭料理が楽しめるイベント「紡ぎ市 ~町家の中で小さな国際交流~」も予定。各国の料理が合わさった「3国交流ごはんセット」も1日限定で提供する。
営業時間は10時~17時。今月19日まで(期間中の定休日は14日)。