姫路市の船場東ビル1階に7月7日、つけ麺専門店「冨」（姫路市米田町、TEL 079-299-5557）がオープンした。

全粒粉の自家製麺

　店舗面積20坪。席数は、8席のカウンターと4席テーブル1卓の12席。外観はガラス張りで多くの光が入る明るい店内に湿気や菌を吸収する漆喰（しっくい）の白壁。女性ひとりでも入りやすいよう工夫したという。

　店主の冨井清文さんは、和食、ラーメンなど5年間の飲食店勤務を経て独立。前職は「つけ麺の元祖」と呼ばれる大勝軒で働いていたという。麺は小麦の殻まで使った全粒粉を石臼でひいて作る自家製。「水を多く含んだ多加水麺ならではのもちもち感と歯応えが大きな特徴。化学調味料、保存料など無添加にもこだわった」と冨井さん。

　メニューは、つけ麺（780円）、「味玉つけ麺、辛肉つけ麺、のりつけ麺（880円）」、「つけ麺＆卵かけごはん（930円）」、「特製つけ麺（980円）」など。つけ麺以外にも、中華そば（680円）「味玉中華そば（780円）」、「辛肉中華そば（780円）」などを用意。ドリンクは、瓶ビール（500円）、コーラ、カルピス、オレンジジュースなど（150円）。「おなかいっぱい食べてほしいので、大盛りは無料で提供させていただきます」とも。

　冨井さんは「つけ麺文化のない姫路だが、つけ麺と言えば「冨」と思い出してもらえるような店にしていきたい」と意欲を見せる。「毎日が試行錯誤で必死。無添加の原材料を扱う難しさを実感しているが、自分の子どもに食べさせられる、つけ麺を提供していきたい」と話す。

　営業時間は11時～14時30分、17時30分～20時30分（スープ無くなり次第終了）。日曜定休。