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姫路・大津で「ジャコウアゲハ展」 播州皿屋敷の浮世絵も

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 姫路市大津区の大津みやび野ホーム(姫路市大津区大津町)で4月26日、「姫路市蝶(ちょう) 大津ジャコウアゲハ(お菊虫)展」が始まる。主催は大津まちづくり協議会。「赤松の郷昆虫文化館」と「人と自然の博物館(ひとはく)」が共催する。

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 市の蝶であるジャコウアゲハと姿が怪談・播州皿屋敷に登場するお菊さんに似ていることからお菊虫と名付けられた幼虫を紹介する同展。同文化館・相坂耕作館長のジャコウアゲハとお菊さんに関する数多くの資料と、大津地域のジャコウアゲハに関する取り組みを展示するほか、ひとはくが所有する標本36箱を特別展示する。

 主な展示内容は、日本のジャコウアゲハの5亜種をはじめ、ジャコウアゲハに毒があるため鳥に食べられないことからジャコウアゲハに擬態した蝶、世界各国のシンボルの蝶、国蝶オオムラサキをはじめ県・市・町で制定されたシンボル蝶、体内に世界最大級の毒を持つアフリカ最大のドルーリーオオアゲハなど計80箱(約1000匹)の蝶が見られる。併せて、播州皿屋敷を描いた浮世絵など30点、明治末、お菊神社(十二所神社)にかつてあった具足の皿の絵はがきなども展示する。

 5月6日13時30分より、「山と里のジャコウアゲハ、餌が変わると暮らしも変わる」と題し、ひとはくの高木俊さんの講演も予定する。先着60人。受講は申し込み不要。

 「この展示を通じ市の蝶であるジャコウアゲハが飛んでいる環境をつくろうという私たちの取り組みを知ってもらいたい。ぜひ見にきてほしい」と同協議会の入江修司さんは呼び掛ける。

 開催時間は10時~17時。入場無料。5月9日まで。 

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