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姫路・夢前の小学校跡で食と農と医のシンポジウム-桂雀三郎さん寄席など

廃校となった山之内小学校で「食と農と医のシンポジウム」が開催される。

廃校となった山之内小学校で「食と農と医のシンポジウム」が開催される。

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 10月25日~26日、廃校となった山之内小学校跡の夢前町体育館(姫路市夢前町山之内甲)などを会場に、「食と農と医のシンポジウム」が開催される。高齢化が進む夢前町山之内地域を住民と連携し、「食と農と医の融合地」として活性化する目的。主催は山之内自治会と香寺ハーブ・ガーデン(香寺町矢田部、TEL 079-232-7316)。

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 同校は2010年3月、近くの前之庄小学校との統合により廃校。香寺ハーブ・ガーデンが同校を借り受け、校舎を当時のままの外観で使い、ハーブやかいわれ大根など野菜の抽出エキスを使った加工品の開発を行うための研究施設や工場として活用する。

 現在は研究に必要な機材の準備を行い、10月末には完成。11月末稼働の予定。同シンポジウムを通じ、研究施設としてだけでなく、地域活性化の拠点としての活用もアピールする。市教委によると、廃校校舎の民間利用は初めてという。

 25日のシンポジウム冒頭には「むらびらき」が行われ、今後の取り組みに向けて、県や姫路市を交えた四者による連携協定を締結、記念植樹を行う。午後からは、薬草の研究で知られる村上光太郎さんの講演や薬草茶教室、近くの雪彦温泉ではノルディックウオーキングや薬湯体験などのほか、みかしほ学園の生徒が考案した、鶏肉と姫路ネギのクリーム春巻き、小芋のおやき照り焼き、すずきの香草焼きなど、健康料理の披露も。翌26日は、料理研究家・土井勝久さんの家庭料理講座と料理教室、桂雀三郎さんの「楽農寄席」、もちつき大会などが予定されている。

 同社では、2年後には健康に生きるための料理の提案、予防医療への新たな挑戦として家庭料理、薬膳料理、マクロビ料理(玄米などを使い長寿を考えた料理)などを指導する「食の学校」や、農業の学習、新規農業者支援などを目的とした「農の学校」の立ち上げを目指している。香寺ハーブ・ガーデンの福岡さんは「山之内で何が行われるのか知ってほしい。どのような連携ができるか提案いただいたり、ぜひコラボしたりもしていけたら」と期待を寄せる。

 イベント参加の一部は事前予約。

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