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姫路の老舗化粧品店内に「スイーツ&ベーカリー」-3本立てで営業へ

店主の廣坂誠さん。「ラ・カンパーナ」(姫路市亀井町)で。2月8日

店主の廣坂誠さん。「ラ・カンパーナ」(姫路市亀井町)で。2月8日

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 姫路駅前で創業70周年を迎えようとする老舗「末廣化粧品店」の店内に2月3日、スイーツ&ベーカリー「ラ・カンパーナ」(姫路市亀井町、TEL 079-222-1410)が移転オープンした。

「ラ・カンパーナ」の店頭

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 「ラ・カンパーナ」は、大手前通り西沿い(本町)に2006年10月、オープン。神戸やイタリア・フィレンツェで修業を積んだパティシェ・廣坂誠さん(姫路市出身)が、スイーツ店として店を開いた。

 廣坂さんは2012年4月、再びイタリアへ渡航。北部ロンバルディア州プレシアの料理学校「CAST Alimenti」の門をたたき、ベーカリーコースでパン作りの技術を学んだ。帰国後は、店内で焼き上げる自家製パンの提供を開始。スイーツとの2本立てで店を営んできた。「効率化と立地の良さ」(廣坂さん)から生家が営む同化粧品店内への移転を決意。約13坪の店内ではスイーツとパンに加えて化粧品も取り扱い、3本立ての運営になるという。

 「なじみが深く人通りも多い場所へ店を移したことで、特にフリーの来店客を増やすことができた」と廣坂さん。パンは北海道産「よつ葉バター」を使って焼き上げる。マーガリンや発酵促進剤などは「使わない」と説明。「毎日召し上がっていただく食品だけに、安心・安全は当然のこと」と胸を張り、「イタリア仕込みのスイーツと併せ、ぜひ味わっていただきたい」と来店を呼び掛ける。

 価格は、ベーカリーの山食パンが1本=672円、1斤=336円ほか。スイーツは小麦粉を使わずベルギーチョコレートと発酵バターで焼き上げるタルト「torta di cioccolato(トルタ・ディ・チョッコラート)」が1ホール=2,100円、1ピース=346円など。

 営業時間は9時30分~18時30分。木曜と第2・第3金曜休。

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