姫路で7月31日~8月2日に開催された「第60回姫路お城まつり」で、全国から募集して選ばれた姫路のイメージキャラクター「しろまるひめ」がお披露目された。
同イベントは、ひこにゃんやせんとくんなど地元をPRする「ゆるきゃら」が全国で話題を集める中、姫路に観光PRや地域イベントなどに使えるキャラクターがいなかったことから、姫路商工会議所や観光コンベンションビューローなどが姫路城築城400周年記念して姫路「ゆるキャラ」を募集したもの。
全国から集まった作品点数は全部で1,589点。事前審査で約30点にまで絞り込み、大学教授など6人の審査委員が審査会でベストデザイン賞を選んだ。
審査について、関哲洋審査委員長は「ブームともなっている各地のキャラクターの中で「ふるさと・ひめじ」をイメージさせるための独自性を考え、多くの年齢層にも親しまれる「愛らしさ」、「白鷺城」の白色、地名の『姫』のイメージなどの観点から『しろまるひめ』を選んだ」と説明する。
当日、市長や関係者による除幕式が行われ3メートル四方のパネルに大きく描かれた「しろまるひめ」がお披露目されると会場から拍手と歓声がわき起こった。
「しろまるひめ」をデザインした田口友子さん(広畑区)は「デザインはやさしくてホワァンとしたものがいいなと思い約2カ月かけて制作した。これから『しろまるひめ』をかわいがってあげてください」と話した。
現在「しろまるひめ」は着ぐるみを制作中。10月3日に開かれる「観月会」のイベントで初お目見えとなる。そのほか、関連グッズやテーマソングの制作も予定する。