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姫路市立美術館にオープンカフェ、「広重展」に合わせ期間限定で開設

姫路城に隣接する姫路市立美術館(姫路市本町)[資料写真]

姫路城に隣接する姫路市立美術館(姫路市本町)[資料写真]

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 姫路市立美術館(姫路市本町、TEL 079-222-2288)の敷地内に11月2日~4日、オープンカフェが3日間限定で開設される。

カフェは美術館前庭に期間限定で開設

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 1983(昭和58)年に開館した同美術館。赤れんが造り2階建ての建物は、1905(明治38)年ごろから1913(大正2)年にかけて旧陸軍が兵器庫として建設した。1947(昭和22)年から1980(昭和55)年までは姫路市役所が本庁舎として利用。現在地への市役所移転後は美術館に衣替えし、2003年には建物が国の登録有形文化財の指定を受けた。

 開館30周年を迎え同美術館では、身近で芸術を鑑賞できる施設として市民や観光客により親しみを深めてもらおうとPR事業に注力。事業の一環として、2日から開催する浮世絵の大家・安藤広重をテーマに据えた企画展「広重展 ―海の見える杜美術館所蔵―」(12月15日まで)に合わせ、前庭を利用するオープンカフェを期間限定で開設する。カフェの開設は2003年の開館20周年記念事業以来10年ぶり2回目。

 期間中は、姫路の老舗喫茶店「大陸」(綿町)がカフェの運営を担当。15テーブル60席の規模でドリンクやスイーツを提供するほか、招かれたバンド3組が生演奏を披露。フォルクローレ(ケーナ)やジャズ、ブルーグラスといったナンバーでムードを盛り上げる。

 「姫路城に隣接し、景観にも優れた立地。芸術への興味は別に、まずは足を運んでもらいたいと考えオープンカフェを開くことにした」と同美術館の中島康裕さん。「カフェで過ごした後は、ぜひ館内の企画展も鑑賞してほしい。広重の浮世絵は一般にもなじみが深く、楽しんでもらえるのでは」と来館を呼び掛ける。

 営業時間は10時~16時30分(美術館は17時まで)。入場無料(同=一般=200円、高校生・大学生=150円、小中学生=100円。「広重展」は別途料金が必要=一般=1,000円、高校生・大学生=600円、小中学生=200円)。

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