JR姫路駅の中央コンコースで9月16日から、柱のモニターに動画を映し出す電子広告「デジタルサイネージ」の本格運用が始まった。
デジタルサイネージは、JR西日本系の広告代理店「ジェイアール西日本コミュニケーションズ」(大阪市北区)がコンコース北寄りの柱7本に設置。大きさは縦1378ミリ、横794ミリの縦型で、60インチ相当のモニターを柱1本あたり2面ずつの合わせて14面備える。8月28日に完成。9月2日から試験運用を始めていた。
モニターでは地元の企業や商店とJRが提供する広告を交互に放映。14面のモニターが一つの広告を同時に映し出す。放映時間は15秒が基本で、南向きの7面は広告専用。北向きの7面はJR線に遅延や運休などの障害が発生した場合に限り広告の放映を取りやめ、JRが提供する運転見合わせ情報や振替輸送案内といった運行案内に切り替えるという。
「薄暗い感じだったコンコースが明るくなり印象が変わった」と駅を利用する姫路市在住の藤澤洋二郎さん。「ダイヤが乱れたときには(運行案内が)頼りになりそう。従来は案内場所が少なかったので助かる」とデジタルサイネージの運用を歓迎する。
運用時間は4時30分~翌1時30分。